![小牧発祥 名古屋コーチン](https://komaki-kanko.jp/application/files/4615/7440/3257/192.png)
![始まりは小牧から 名古屋コーチン発祥の地](https://komaki-kanko.jp/application/files/9315/7440/3257/212.png)
![始まりは小牧から名古屋コーチン発祥の地](https://komaki-kanko.jp/application/files/2815/7440/4556/kamon_sp1.png)
![アセット 92.png](https://komaki-kanko.jp/application/files/9315/7440/4424/92.png)
明治初期、維新によって職を失った元尾張藩士海部壮平・正秀兄弟は借金がかさむ中、弟の正秀が「鶏を飼わっせ。一日の餌代は二厘か三厘で一個一銭になる卵を産みますぞ」と成鶏を東春日井郡池林村(現在の小牧市池之内)で飼い始めました。試行錯誤の連続で十年以上の年月が過ぎ、それでも新品種の作出に没頭し、掛け合わせを何回も何年も続けた末に、地鶏と中国生まれの鶏バフコーチンの掛け合わせが新品種となり、ついに名古屋コーチンが作出されました。日本家禽協会によって、初の「国産実用鶏」として、明治38年3月10日に認定されました。
![3月10日は名古屋コーチンの日](https://komaki-kanko.jp/application/files/7315/7440/3254/62.png)
![3月10日は名古屋コーチンの日](https://komaki-kanko.jp/application/files/6415/7440/4424/102.png)
<カレールゥを使って時短調理タンドリー風チキン>
名古屋コーチン石焼 かな和
<名古屋コーチンの卵を使った濃厚ホットケーキ>
ノエル ド ティオ
<塩と水で茹でるだけ!素材の味が生きるポトフ>
シェ シュシュ
![海部養鶏場百分の一図](https://komaki-kanko.jp/application/files/7715/7440/3257/222.png)
![海部養鶏場百分の一図](https://komaki-kanko.jp/application/files/4315/7440/4419/112.png)
![海部養鶏場百分の一図](https://komaki-kanko.jp/application/files/3315/7440/3255/72.png)
海部兄弟の末裔が所有されていた「海部養鶏場百分之一絵図」(縦60センチ、横95センチ)の中に全盛期の海部養鶏場の様子が描写されています。約1,150坪に及ぶ広大な敷地内には、34室の大小さまざまな鶏舎が立ち並び、雛鳥を含め5,000羽が飼育されていました。
![日本三大地鶏](https://komaki-kanko.jp/application/files/2315/7440/3258/232.png)
![日本三大地鶏](https://komaki-kanko.jp/application/files/6415/7440/4420/142.png)
名古屋コーチンは鹿児島の薩摩鶏と秋田の比内鶏と並んで、日本三大地鶏の一つとして知られています。
地鶏とは、日本在来種の純系もしくは在来種の血液率が50パーセント以上の品種のものを指し、飼育期間が80日以上、一平方メートル当たり10羽以下で飼育しているなど様々な条件が定められています。
名古屋コーチンは両親とも名古屋コーチンという純粋な血統を守っており、こうした完全な地鶏は全国でも名古屋コーチンだけといわれています。
![名古屋コーチン](https://komaki-kanko.jp/application/files/3915/7604/3453/5I6A7960_02.jpg)
![名古屋コーチンの特徴](https://komaki-kanko.jp/application/files/9615/7440/3258/242.png)
![名古屋コーチンの特徴](https://komaki-kanko.jp/application/files/2015/7440/4420/162.png)
![アセット 32.png](https://komaki-kanko.jp/application/files/6115/7440/3260/32.png)
名古屋コーチンは卵をよく産み、肉もおいしいことから、「卵肉兼用種」に分類されています。「名古屋コーチン」という呼称で広く知られていますが、正式な品種名は「名古屋種」といいます。
鶏冠(とさか)は鮮赤色で単冠、眼は赤栗色を示し、耳朶(じだ)は鮮赤色、嘴(くちばし)は淡黄褐色、脚は鉛色(灰色)である。羽色はバフ色(淡い黄褐色)を基調とし、雄は羽色がやや赤味が強く、尾羽は緑黒色を呈する。雌は体羽のほとんどがバフ色で、一部に尾羽の先端が黒色を呈するものがある。
![名古屋コーチンの美味しさの秘密](https://komaki-kanko.jp/application/files/9615/7440/3258/252.png)
![名古屋コーチンの美味しさの秘密](https://komaki-kanko.jp/application/files/6915/7440/4421/182.png)
![鶏肉の特徴](https://komaki-kanko.jp/application/files/7915/7440/3255/92.png)
![鶏肉の特徴](https://komaki-kanko.jp/application/files/2115/7440/3260/42.png)
![鶏肉の特徴](https://komaki-kanko.jp/application/files/8215/7440/4421/212.png)
鶏肉用に飼育される名古屋コーチンの20週齢の体重は、雄で2.7~3.0Kg、雌で2.0~2.4Kgとなります。出荷される日齢はおおむね120~150日ですが、雄の方が雌より早く出荷される傾向があります。
名古屋コーチンの肉質は弾力に富み、よくしまって歯ごたえがあり、「こく」のある旨みがあります。昔ながらの「かしわ肉」の味が楽しめます。
![アセット 202.png](https://komaki-kanko.jp/application/files/2915/7604/2991/5I6A7974.jpg)
![卵の特徴](https://komaki-kanko.jp/application/files/1815/7440/3254/52.png)
![卵の特徴](https://komaki-kanko.jp/application/files/4315/7440/4421/222.png)
採卵用に飼育される名古屋コーチンが一年間に産む卵の数は約250個(産卵率約70%)です。
名古屋コーチンの卵は美しい桜色をした卵殻が特徴です。卵の中には白い斑点が付いているものも見られます。
卵はやや小ぶりですが、卵黄の色は濃く、舌触りは滑らかで、味は濃厚で「こく」のある美味しさがあります。
![ひきずり鍋](https://komaki-kanko.jp/application/files/8515/7440/3259/262.png)
![ひきずり鍋](https://komaki-kanko.jp/application/files/6715/7440/4422/232.png)
![ひきずり鍋](https://komaki-kanko.jp/application/files/5415/7604/2963/5I6A7991_1_01.jpg)
「ひきずり」とは尾張地方に伝わる鶏肉のすきやきのことで、「鍋の中で鶏肉をひきずって食べた」ことが語源といわれています。(「今年の嫌なことを新年までひきずらないように年末に食べる」という説もあります)
名古屋コーチン発祥の地である池之内地区では、40~50年前まで秋祭りやお正月などの日に「お日待ち」と呼ばれる地域住民の会合で、名古屋コーチンの「ひきずり」がご馳走に出されていたそうです。
![育てる・磨く・つなぐ・伝える 私たちの地域資源、名古屋コーチン](/application/files/thumbnails/small/1615/7440/3259/272.png)
![育てる・磨く・つなぐ・伝える 私たちの地域資源、名古屋コーチン](https://komaki-kanko.jp/application/files/5415/7440/4422/252.png)
小牧市から始まった名古屋コーチンの歴史。この地域資源を最大限に活用し、小牧市は名古屋コーチン発祥の地として、観光振興・事業者振興に取り組んでいます。
愛知県内でも減少傾向にある養鶏業者も、小牧市では若い後継者により引き継がれています。食品製造では、原材料に名古屋コーチンの肉・卵を使った新商品が数多く作られており、それらの関連商品は、新たに設立された卸・小売事業者により日常的に購入できる機会が作られています。また外食で名古屋コーチンを食べることができるよう市内飲食店でも様々なメニューが考案され、ジャンルを問わず名古屋コーチンを味わうことができます。
私たちは、名古屋コーチンが地鶏の王様として、そして発祥の地として、更に地域ブランドの価値を高め、皆様に知っていただき、食べていただけるよう「小牧発祥!名古屋コーチンを育てる・磨く・つなぐ・伝える」プロジェクト活動を進めてまいります。
![私たちの地域資源、名古屋コーチン](https://komaki-kanko.jp/application/files/3515/7440/3256/172.png)