小牧発祥!名古屋コーチン

日本三大地鶏の1つである「名古屋コーチン」は、明治時代に元尾張藩士 海部壮平と正秀の兄弟が1905年に小牧市池之内で誕生させました。海部兄弟は、この地にもともといた地鶏と中国から輸入されたバフコーチンという種を掛け合わせ、丈夫でよく卵を産み食用としても優秀である新品種「名古屋コーチン」を作り上げます。のちに国産実用品種第一号の鶏として正式に認定されています。
一度はブロイラーなど外来種の輸入によって絶滅の危機に瀕しましたが、研究者や養鶏農家の情熱により復活したという歴史があります。
発祥地である小牧市では、現在でも市東部の養鶏場で飼育されており、小牧駅前にはシンボルとして名古屋コーチンの像も設置されてます。(なでるとご利益があるそうです)
味は肉厚で食べ応えのある食感に、コクのある旨みが特徴。卵も桜色をした卵殻が特徴で、濃厚な旨みがあります。

もも

桃花台という地名からもわかるように、小牧はももの生産地です。明治時代から生産されている「しのおかの桃」を筆頭に、たくさんの品種が栽培されています。甘い香りがすばらしく、身もジューシーで甘みがあります。
例年6~8月半ばまで販売されており、この頃に篠岡・桃花台地区へ行くと、畑や道沿いにたくさんの農家直営販売所ができていますので、一度出かけてみるのも楽しいですよ。

エビ芋

京都では「京芋・唐芋」と呼ばれ、京料理に使われます。名前の由来は見た目がエビに似ているから。味がよく、栽培にとても手間がかかることから、高級食材として扱われています。このエビ芋、実は小牧では特産品として北里地区で作られており、地域の子供たちは収穫体験などで親しみを深めています。
煮崩れしない身はねばり気があり口たり上質。味は甘く素朴で濃厚です。煮物はもちろん、蒸して味噌を付けたり、コロッケでいただくのもオススメです。