このページでは不定期更新にて小牧山の自然の様子をお伝えします☆
【3月29日更新】
〇例年より早く桜が見ごろ
今年は春の訪れが早く、小牧山の桜が例年より早く開花。3月26日には八分咲きの桜を見に多数の方が訪れていました。
咲き乱れる桜の花へ蜜を吸いにメジロやヒヨドリが飛来。
冬鳥のシロハラがまだいました。
カエデの小さな花も咲き始めました。
タラの木の芽が伸び始めました。
大手道入り口脇の咲き始めたシャガ。
桜の次に小牧山を彩るツツジですが、もう数輪の花が咲いていました。
山頂に行くと市政60周年の2015年に誕生した小牧市のマスコットキャラクター「こまき山」が来ていました。こまき山と記念写真を撮る親子もいました。
大手道脇の土手にキランソウが咲いていました。
あと数日は歩きながらの花見が楽しめそうですね。
【3月10日更新】
○春の花々の準備が進んでいます
雨上がりの3月8日の午前中は曇り空。小牧山ふもとに植栽されているカタクリを見ると何本ものつぼみが出ていました。
近くにあるスイセンの花数が増えていました。
そこから四季桜に目をやると、こちらも花が増えています。
白梅のバックに赤いツバキを入れてみました。
梅園に行くと見ごろの白梅にメジロの群れが来ており、気ぜわしく花の蜜を吸っていました。
白梅近くで造園業者さんの桜の枝切り作業が始まると、メジロたちは咲き始めた紅梅へ移動。
雨上がりの花に着いた水滴を落とすのでしょうか。
梅園近くの紅白のアセビ。
ふもと東のハナモモのつぼみ。
1年ぶりにアカゲラと出会い撮影できました。曇り空のためシルエット状になった画像を補正しています。
朝早く梅園を訪れるとメジロの群れに出会うことができるかもしれませんよ。
【3月3日更新】
○風雨の中、紅梅にメジロの群れ
3月2日は強風を伴う雨が朝から降っていました。そんな中、傘を差しながら小牧山のふもとを歩いていると、東のふもとの花の盛りが過ぎかけた紅梅でメジロの群れが風雨に負けず吸蜜中。強い風に傘をあおられながらカメラが揺れないようにメジロを撮影しましたが、3分の1はピンボケ写真。
ふもとにあるあちこちの白梅の花数が増えてきました。
梅園の白梅も同様ですが、紅梅はあと少しで開花の感じに。雨の中、散策に訪れたグループも梅花を鑑賞。
梅園の梅の木に数羽のシジュウカラが飛来。
雨の中の観察でカメラも衣服も濡れましたが、まずまずの成果に満足。薄暗い場所で撮影したアオジやシロハラはピントが甘い写真ばかりでした。
【2月20日更新】
○雪とのコラボ
2月18日、小牧山に久しぶりの3センチの積雪。朝から雪が降り続くので、いつもより遅い10時から観察をスタートしました。南出入り口広場の雪の上をハクセキレイが歩いていました。
ふもと東の紅梅、合瀬川土手の白梅は見ごろを迎えていました。
雪降りのためウオーキングに訪れる人も少なめ。
オレンジ色のトキワサンザシの実と白い雪。
ピンクの紅梅と雪。
白梅と雪。
ふもとをいつも通り歩きました
梅園から西のトラツグミがいた草原を見ると、遊歩道で餌をついばむシジュウカラ。
シロハラやキジバトも出てきました。
雲の切れ間から薄日が差し始めたころにモズが。
このあと中日新聞の記者さんと出会い取材に協力。翌日の朝刊近郊版に、次のような記事が掲載。
【2月15日更新】
○トラツグミと3年ぶりの出会い
小牧山の自然観察を引き受けて1年が経過、その間に61回の原稿を作成しました。2年目を迎え新たな気持ちで小牧山観察を続け原稿を書かなければと思っています。観察には限りがあるため、同じような内容になる場合はお許し願います。
2月14日、小牧山に5日間来ないうちに南出入り口の河津桜が咲き始めていました。
ふもと東の紅梅、合瀬川土手の白梅は見ごろを迎えていました。
開花した花にメジロが訪れるのを待っていますが、まだ出会うチャンスに恵まれていません。
ふもと北の白梅はこれからのようす。
2週間前、1月29日には風花が舞う天気でしたが、立春を過ぎ小牧山は春の装いに少しずつ変化してきました。
ふもと北の梅園に行くと、シロハラが地面で餌探しをしていました。
梅園奥の草原を見ると、小牧山では3年ぶりの出会いとなるトラツグミが餌探しをしていました。トラツグミは夜中に笛のようなヒー、ヒョーと細い声で鳴くため、鵺(ぬえ)とも呼ばれ気味悪がられることもあります。しかし、バーダーには人気の鳥さん。
昆虫やミミズなども餌になりますが、この日は地面に落ちたクスノキの実を食べていました。
【1月27日更新】
○朝から食欲旺盛なヒヨドリ
1月26日の朝、南出入口にあるクロガネモチにヒヨドリの群れが集まっていました。ヒヨドリたちのお目当てはクロガネモチの赤い実。木の下の通路には食べ散らかした実が落ちていました。ヒヨドリの食欲には脱帽!
山頂の土手では地面で餌探しをするツグミがいました。
中腹の公園の薮のすき間からウグイスの姿が見えました。
ウグイスは「薮ウグイス」といわれ、あまり姿を見せてくれません。
羽根の色は「鶯色」の緑褐色で地味な色合い。
ウグイスと勘違いされるのがメジロ。
メジロは鮮やかな黄緑色をしています。
ふもとで一番よく出会うのがハクセキレイ。
ふもとの川沿い土手にある白梅が咲き始めていました。
友人から25日には花にメジロが来ていたとの情報も。
紅梅はこんな感じになっています。
まだ一部の梅しか咲いていませんが、これからの開花が待ち遠しいですね。
【1月23日更新】
○人なつこいヤマガラ
19日のお昼、中腹の公園に数多くのヤマガラが飛来。知人が手のひらにどんぐりをのせていると、ヤマガラがどんぐりをくわえようとやってきました。しかし、どんぐりが大きいのかあきらめて飛び去りました。
ヤマガラの群れと一緒にシジュウカラやメジロ、コゲラ、ジョウビタキも登場。
メジロやコゲラはちょこまかと動きまわるので、枝かぶりの写真になりました。
その日の朝、同じ公園で青いルリビタキと出会いました。今年は寒さが厳しいせいか、冬鳥と出会うチャンスに恵まれています。昨年、小牧山でルリビタキに一度も出会うことがありませんでした。
ふもとのアオジも人に慣れてきたせいか、近くをウォーキングの方が通過しても逃げないこともあります。
朝のふもとではツグミの声が目立っていました。
緊急事態宣言発令中。人との接触が少ない里山ですが、マスクを着用しお出かけを!ひょっとすると、珍しい冬鳥に出会うかもしれません。
【1月11日更新】
○冬鳥ルリビタキ
8日に小牧山北のつづら折りになった五段坂で今季初となるルリビタキと二度出会うことができました。翼に若干青みが出ているところからオスの若鳥と思います。成熟したオスは羽根全体が美しい青色になります。
ふもと東の紅梅が咲き始めていました。
2日間ともモズに出会いました。
10日、上空でカラスが騒ぐので見上げると、オオタカとカラスのバトル。写真が撮れたのはバトル後のオオタカが飛び去るところでした。
メジロも2日間とも登場。
羽繕いするようすも観察できました。
ふもとでよく出会うハクセキレイ。ゲットした木の実を飲み込むことができず苦労していました。
10日は前夜の雪が残っていました。
アオキ、アセビ、カラスウリの葉や実に雪が。
ふもと北のケヤキ並木では地面にも雪が。
れきしるこまき近くのエノキに1羽のイカルがいました。枝が邪魔をして上手く撮影できませんでしたので、3年前に撮影したイカルの写真をアップします。
年が明けてから寒い日が続いています。観察やウォーキングには、防寒対策を万全にしてお出かけを!
【1月5日更新】
○新年明けましておめでとうございます!
令和3年の新しい年が始まりました。友人からいただいた年賀状にコロナ禍の収束を願うコメントが数多くありました。御用始めの1月4日、新年早々の小牧山観察をスタート。冬休み中の親子、中学校や高校の運動部など数多くの来訪者でにぎわっていました。おめでたいことのシンボルとして松・竹・梅の3点が使われます。そのうちの一つの竹の節についての話題を。竹の節には輪がありますが、上の写真の輪は2つあり上の輪が角張っていないのでマダケ。ハチクの輪も2つですが、2つとも角張っています。太くて大きい竹のモウソウチクは節の輪が1つしかありません。
最初と最後にジョウビタキのメスを見ました。最初のジョウビタキはヘクソカズラの実を食べていました。
最後のジョウビタキは初め草むらの中に隠れていました。
その後、近くの枝にとまりました。
モズも合瀬川と休憩所の2か所に登場。
メジロは最初のジョウビタキの近くに登場。
ツグミは2番目のモズの近くのクロガネモチの実を食べていました。
お稲荷さんの近くのカナメモチとフユイチゴの赤い実が目立っていました。
観察を始めた時には青空でしたが約2時間の観察を終え帰るころ、雲が広がった市役所の上空に数羽のトビが飛来し旋回していました。
新年の観察スタートは代わり映えしないラインナップとなりました。
【12月28日更新】
○来年はよい年に!
あと4日で新しい年を迎える日となりました。あちこちで御用納めを迎え、明日からは年末年始の休みになる方も多いのではと思います。12月22日の小牧山観察で新年を迎えるのにふさわしいネタを探してみました。上の写真はマンリョウ、下の写真センリョウ。名前の由来はネットで調べれば出てくると思いますが、漢字で書くと「万両」と「千両」とお金に関するものが。
金額の大きさの差によりマンリョウは赤い実が下に、センリョウは実が上につきます。その他に「百両」「十両」「一両」と名づけられたものもあります。
年末近くになりましたが、まだ紅葉を楽しめる場所も。
紅葉をバックにしたモズ。
落ち葉の上でくつろぐキジバト。
ふもと北の低木にアオジがいました。
近くのツツジの仲間には季節外れの花が数輪。
合瀬川にはダイサギとコサギ。
木の葉を落とした枝にスズメバチの巣を見つけました。
今年は年明け早々からコロナ禍となり、かつて経験したことのない大変な年となりました。来年はコロナ禍が収まることを願いたいと思っています。年明けは年末年始の休み中の観察が報告できるのではと思います。みなさま、よいお年をお迎えください。
【12月21日更新】
○冬鳥のツグミを見るようになりました。
12月18日、小牧山ふもとのれきしるこまきや休憩所近くでツグミの群れを見ました。
エノキやクスノキに飛来し、その実を食べるようすが観察できました。
同じ日、ふもと北のケヤキ並木ではヤマガラやシジュウカラ。
ヤマガラは口に入らないようなどんぐりをくわえていました。
ふもと東の広場で日向ぼっこをするジョウビタキのメス。
15日、咲き始めた桜の馬場のヤブツバキでヒヨドリが蜜を吸う姿。
日陰のカエデが色づき、まだ紅葉を楽しむことができます。
ヤブツバキと紅葉のコラボも。
初雪が降り暖冬から一気に真冬の寒さとなりました。防寒対策を万全にしお出かけを。
【12月14日更新】
○ モミジバフウにカワラヒワ
写真の整理がなかなかできず11月28日から12月7日までの観察をまとめました。12月1日と7日の観察では、ふもと北のモミジバフウにカワラヒワの群れが飛来し、実をついばむ姿が観察できました。上の写真はカワラヒワとメジロとのコラボ。
上が1日、下が7日の観察写真。モミジバフウの木を見上げると、カワラヒワを見ることができるかもしれませんよ。
11月下旬から小牧山に飛来するトビが目立つようになりました。多いときには6羽のトビが上空を旋回していました。
下は12月4日、脚に何かを持ちながら飛んでいました。
飛来するトビに対し小牧山をねぐらにしているカラスたちが攻撃をしかけるようすを何度もみました。
上は11月28日、下は12月1日。
他の小鳥も撮影しましたが、枚数が多くなったのでここまでにします。
【12月1日更新】
○上空でオオタカとカラスの空中戦
11月24日、山頂に着き上空を眺めていると、オオタカとカラスとが空中戦。
動きが速いのでピントが甘めなのはお許しを。
ふもとの四季桜近くのムラサキシキブではジョウビタキのメスがお食事。
オスはクスノキの中で実を選んでいました。
四季桜の花見も。
すぐ近くでメジロやシジュウカラ。
モズも。
紅葉&黄葉を終えた葉は散り始め枝だけの姿に変わりつつあります。
【11月16日更新】
○今の季節は春夏秋冬?!
11月10日の小牧山の自然観察。これから紹介する写真から今の季節はいつだと感じるでしょうか。北東の出入り口近くにある四季桜。
ふもとを西に少し歩いた木の枝には夏鳥のコサメビタキ。
山頂に向かう中腹の周回路で花数を増した白とピンクのサザンカを観察。
北の中央にある出入り口付近の紅葉・黄葉は
林床の低木周辺を動きまわる冬鳥のアオジ。
冬に咲くツワブキやサザンカの花。
これらの写真から今の季節はいつだと思いますか。
【11月9日更新】
○山頂の上空に2羽のオオタカ
11月4日は朝からよい天気。小牧山の山頂で観察していると、上空に2羽の小型のタカが飛来。写真で確かめるとオオタカ、体の白い個体が成鳥で茶色いのが幼鳥と思われます。
少し前の10月29日の山頂ではヒサカキの実を食べるカワラヒワの群れを見ました。冬になるとカワラヒワと出会うチャンスが多くなります。
山頂に向かう中腹の周回路で花数を増した白とピンクのサザンカを観察。
チャの木の花や実も。
ふもとのハギの花にはウラナミシジミ。
別の場所では日光浴をしているムラサキシジミ。
ムラサキシキブの実とジョウビタキのメスとのコラボ。
四季桜の花とジョウビタキのオスとのコラボ。
普段あまり歩かない梅園奥でケヤマウコギの実を見つけました。
その近くにはよく似た感じの実のカクレミノが。
小牧山ではありませんが、数日前に冬の渡り鳥のツグミを市内東部で見ました。どんな冬鳥と出会えるか楽しみな季節になってきました。
【10月27日更新】
○冬鳥と夏鳥との両方を楽しむ
10月20日は朝から好天の小牧山で観察。東のふもとで冬鳥のジョウビタキのオスとは、今季初の出会い。
休憩所近くのしだれ桜で動きまわるセンダイムシクイ。冬鳥のジョウビタキが訪れましたが、夏鳥のセンダイムシクイは名残を惜しんでいるよう。
その近くには夏鳥のサメビタキもいました。
渡りの途中と思われるタカの仲間のノスリが山頂に向かって飛んでいきました。
この日は数多くの小鳥とあちこちで出会うことができました。ノブドウの実を食べに来たメジロ。
シジュウカラやヤマガラ。
好天のため遠くの雪山もきれいに見えました。