小牧山の自然観察日記執筆者「清水豊」先生のインタビュー動画はこちら!
このページでは不定期更新にて小牧山の自然観察日記を発信しています。
【11月8日更新】
11月に入り朝夕の気温が低くなってきました。それに合わせるかのように冬鳥の一部が小牧山にもやってきました。毎年早く飛来するのがジョウビタキ、下の写真は10月31日に撮影しました。
写真上のオスは頭が銀白色、顔は黒色、腹は赤茶色。下のメスは体が灰色味のある茶色。雌雄とも翼に白斑があり、着物の紋付になぞらえて紋付鳥とも呼ばれています。
同じ日、桜の馬場でシダ植物のフユノハナワラビを見ました。花のように見えるのは胞子葉といいます。
大手道を歩いていくと、ヒラヒラと飛ぶ蝶?昆虫採集初心者が新種の蝶と間違えやすい蛾の仲間のイカリモンガでした。
11月1日、五段坂を登り切ったところのサザンカが咲き始めていました。
五段坂の途中ではチャノキの花や実。
ふもと北駐車場近くのギボウシに季節外れの花。
山頂歴史館の石垣にヒメアカタテハ。
近くに2羽のカワラヒワが飛来。
ふもとの四季桜の花数が増えてきました。
青年の家の前でウグイスに似たムシクイの仲間。写真をよく見て特徴からセンダイムシクイではなくメボソムシクイと同定しました。
小牧山は秋から冬へと季節が進行中。
ウオーキングに適した季節になってきました。
【10月23日更新】
前回の原稿に「10月に入り昼間の気温は高いですが、朝夕は涼しくなってきました」と書きましたが、ここ数日夏のような気温になっています。10月19日はふもとで観察、咲き始めたキンモクセイの周辺はよい香りが漂ってい
ます。
ヒガンバナは花の季節が終わり、葉が出始めました。ヒガンバナはまず花を咲かせ、他の植物が枯れる冬に葉を成長させ光合成を利用し球根を生長させます。
エゾビタキは、この日も登場。
市内で出会うチャンスの少ないサメビタキも飛来。エゾビタキと似ていますが、胸の斑がはっきりとありません。
北東出入口近くの四季桜に数輪の花。
ふもと東遊歩道脇のトキワサンザシの実が色づいています。
葉の上にアオマツムシ。
赤とんぼの仲間のコノシメトンボ。
市役所前のバス停近くでマダラバッタ。
れきしるでウラギンシジミ。
小牧山の秋は進行中、ウオーキングのよい季節にお出かけを。
【10月19日更新】
10月に入り昼間の気温は高いですが、朝夕は涼しくなってきました。
他の観察ポイントでは出会っていたエゾビタキに、小牧山で10月1日やっと出会う
ことができました。
エゾビタキは日本では繁殖しておらず、主に秋に通過する旅鳥。低山地、平地の林に渡来し、市街地や公園でも見られます。樹上から空中を飛んでいる虫を追って舞いあがり、捕らえた後再び元の枝に戻ってくること英語ではflycatcherと呼んでいます。
同じ場所でコサメビタキも飛来しました。
梅園近くでお腹の大きいカマキリはハラビロカマキリでしょうか。
山頂でマダラバッタやルリタテハ。
葉の上でじっとしているアマガエル。
ボランティアで出かけた青年の家の窓ガラスにクサカゲロウの卵。
ムラサキシキブの実に飛来したイチモンジセセリ。
ヘクソカズラやハギにチャバネセセリ。
ハギにはウラナミシジミも。
ふもとの所々に桜の花。
10月6日、桜の馬場で白いヒガンバナ。
アラカシのどんぐり。
10月8日、ふもとで久しぶりにコゲラと出会いました。
近くにメジロの群れ。
雨降りあとのせいか数か所でカタツムリ。
10月11日、気温が低いせいか日向ぼっこするウラギンシジミ。
ウラギンシジミは近づいても逃げませんでした。
お散歩するにはよい季節になりました。
【9月24日更新】
秋分の日になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。そんな状況でも野鳥たちの移動が始まってきたように感じます。9月18日、夏鳥のツツドリを小牧山で観察しました。ツツドリは渡りの途中には市街地の公園や街路樹にも姿を見せ、ガの幼虫や甲虫などの昆虫を捕えて食べます。ツツドリはカッコウの仲間でセンダイムシクイやメボソムシクイ、アオジ、ビンズイなどの巣に卵を産みつける托卵で繁殖します。
ツツドリを見つけたとき、ちょうど獲物の毛虫をくわえていました。
黒色の尾羽には白斑が並び、胸から腹は白く黒色の横縞模様をしています。ポポポポと竹筒を叩くように鳴くことから筒鳥と命名されたとのこと。
同じ日、夏鳥のコサメビタキとも出会いました。コサメビタキは9月初旬から姿を見ています。この日は落ち着いてとまってくれず、枝かぶりばかりの写真でした。下の2枚は9月13日の観察で出会ったコサメビタキ。
まだ元気よく鳴くツクツクボウシ。
アブラゼミの声は時々聞こえます。
バッタの仲間もあちこちで出会うようになりました。オンブバッタのペアとは今季初の出会い。
ショウリョウバッタ。
ツマグロバッタも今季初の観察。
チャバネセセリ。
イチモンジセセリ、セセリは蛾のように見えますが蝶の仲間。
ウラギンシジミ。
薄暗い木立の中で出会ったイトトンボの仲間はホソミイトトンボでしょうか。
最近、カナヘビよりもトカゲとよく出会います。
13日には外来昆虫のアオマツムシ。
10日にはオオスカシバ。
キノコの仲間。
ヒガンバナの咲く季節、秋を探しに小牧山へ出かけませんか。
【9月6日更新】
ノロノロ迷走台風10号は日本の各地に大きな被害を与えました。台風が接近してから過ごしやすい気温になり、エアコンをほとんど使わずに生活しています。しかし、昼間は気温が高くなり熱中症には要注意!
前回、やっとツクツクボウシを撮影できたと書きましたが、9月3日はあちこちで観察できました。
アブラゼミもまだいます。友人がミンミンゼミの声を聞いたと報告がありましたが、小牧山ではまだ聞いていません。
色づいたコブシの実は見るたびに撮ってしまします。
大きくなったトチノキの実、間もなく落ちるのでは…。落ちた実を早く見つけて拾いたいと思っていますが、ライバルがいます。
秋になるとジョロウグモの巣が目立つようになります。
大手道で小さなカメムシの幼虫がいました。
台風が近づいて来た8月30日、山頂からはこんな眺めでした。
大手道の高いクスノキ上方にキビタキのメスが飛来、運よく撮影できました。
白いトキワツユクサ。
青いツユクサにはヤマトシジミ。
ヤマトシジミはヤブミョウガにも。
台風が近づく前の8月24日。
大手道のクサギの花で蛾の仲間のホシホウジャクやオオスカシバが吸蜜。
カマキリの仲間。
ナナフシがまだいました。
まだしばらく暑い日が続くと思います。暑さ対策をし小牧山の木陰を歩いてみませんか。
【8月19日更新】
猛暑日が1か月近くも続き天気予報の「危険な暑さ」の呼びかけが慣れっこになってきました。前回のアップ後、4度ほど小牧山で観察した記録を書きたいと思います。8月に入りツクツクボウシの声を聞くようになりましたが、なかなか姿を見つけることができずにいました。18日、桜の馬場でやっとツクツクボウシを見つけました。
ふもとにあるサルスベリは見ごろ。
ふもと北の低木に覆いかぶさるつる植物のガガイモの花が咲き始めました。
ふもと北駐車場横の池にアメンボのカップルがいました。
梅園横の桜には、親鳥に餌をおねだりする小雀。
群れて飛ぶウスバキトンボが運よく枝にとまってくれました。
お稲荷さんの薄暗い林の中で夏鳥のコサメビタキと出会いました。
シジュウカラやヤマガラ、メジロの群れに混じりコゲラも。
13日の観察ではヤマガラ。
アゲハやカマキリの幼虫。
9日、お稲荷さんの鳥居をくぐったとたん近くのブッシュからオオタカの幼鳥が飛び立ち、正面のツブラジイにとまりました。7月5日に観察したオオタカの幼鳥と同じ個体かと思います。
その後、少し場所を移動しましたが飛び去ることなく、ポーズを変えモデルになってくれました。
下の写真は7月5日に観察したオオタカの幼鳥。
6日、前夜に咲いたカラスウリの花、夜は花びらのレースがきれいですが…。
ふもと東遊歩道の桜の幹のモモスズメという蛾の幼虫。
桜の馬場横の大手道で登場した夏鳥のセンダイムシクイは、落ち着いてとまってくれず撮影に苦労しました。
市役所前の土塁に大きなキノコ、オニフスベでしょうか。図鑑によると、オニフスベは卵型に近いものやゴルフボールのような球型しており、非常に大きく成長するキノコです。具体的な大きさの目安としては特に大きいものでは直径50cmを超えるものも。
暑い中、山頂まで歩くのが大変な方はふもとの日陰だけや中腹の桜の馬場周辺を歩くと珍しい鳥や虫、植物に出会うかもしれませんよ。
【7月29日更新】
猛暑日が続いていますが、不安定な天気のため雷や強風を伴う激しい雨が降る天気。子どもたちは夏休みになりましたが、小牧山は熟年ウオーキングメンバーでにぎわっています。早朝から小牧山ではセミの大合唱、前回のレポートではクマゼミしか撮ることができないと書きました。7月23日と26日の観察ではクマゼミだけでなくニイニイゼミやアブラゼミも撮影できました。
セミの抜け殻も見つけました。小さな殻の表面に泥がついたものはニイニイゼミ。他のセミの殻には泥がついていません。
次の抜け殻はクマゼミかアブラゼミのどちらでしょうか。
昆虫レストランに行くとアカボシゴマダラやゴマダラチョウの姿はなく、いたのはルリタテハやシロテンハナムグリ、スズメバチ。
ゴマダラチョウはいませんでしたが、地面にゴマダラチョウの前翅1枚が落ちていました。
ふもとの木に覆いかぶさるように生えているヤブガラシの花でアオスジアゲハが蜜を吸っていました。
26日はナナフシの姿をよく見ることができました。
1本の幹に全部で5頭ものナナフシがいました。
このところ出会いが少なかったメジロも登場。
大手道では2匹のトカゲ。
雨降り後に時々見かけるオオミスジコウガイビル。ネットの資料には、黄土色で、褐色の縦筋を3本持ち、頭部がイチョウの葉のような形の細長い生き物。林や公園の石の下など、湿っぽい場所に生息している。雨が降った後には地面を這っているのを見ることがある。ミミズやナメクジを食べる肉食性。体の中央部に口がある。中国南部原産の外来種と記載。
こんな珍しい生きものと出会うこともあります。
【7月17日更新】
梅雨の晴れ間の7月9日、小雨が降る14日に小牧山ふもとを歩きました。ふもと北のトチノキ近くにあるコナラは幹のあちこちで樹液が出ていました。樹液を好む虫たちにとってはごちそう、そんなところから私は昆虫レストランと呼んでいます。夜のレストランを昆虫酒場と呼ぶ人もいます。
昆虫レストランで目立ったのはアカボシゴマダラ、近くにはカナブンの仲間も
全部で3頭のアカボシゴマダラがいました。
上の方にはゴマダラチョウも。在来種のアカボシゴマダラは奄美大島に生息しますが、小牧山にいるアカボシゴマダラは中国から持ち込まれた外来種。そのためアカボシゴマダラとの競合によるゴマダラチョウの減少が懸念されています。この日の観察でもアカボシゴマダラ4頭に対しゴマダラチョウは1頭で今季初めての観察に。
カリンの実に飛来したアカボシゴマダラ。
昆虫レストランのお客さまたち。
2日間とも鳴き声が聞こえたクマゼミは撮れましたが、ニイニイゼミは撮れませんでした。
外来種のキマダラカメムシと幼虫。
外来種のアメリカオニアザミ。
サルスベリの花にヒメトラハナムグリ。
前夜に咲きしぼんだカラスウリの花。夕方見に行くと、レースのような白い花びらを見ることができます。
つぼみができ始めたクサギの葉には蜂のように見えるヨツスジハナカミキリ。ヨツスジトラカミキリは黄色と黒の模様でアシナガバチ類に擬態。毒を持つアシナガバチに擬態することで、外敵から身を守っています。
ヤブミョウガにマメコガネ。
間もなく梅雨明け、暑くなりますが小牧山の日陰を歩きませんか。
【7月9日更新】
7月4日、クマゼミやニイニイゼミの鳴き声が聞こえはじめた小牧山。市役所前の土塁にいたヒメアカタテハから観察スタート。
大手道の徳川源明公墓碑から土の道を歩くと、地面を飛び交う小さな虫たち。立ち止まると虫たちも静止、それをカメラで確認すると前回紹介したヒメハンミョウ。発生時期のように思います。
地面から飛び立ち草の葉にとまるものも。
中腹の桜の馬場に近づくと、薄暗い木立の中から甲高いピィーピィーというオオタカ幼鳥の鳴き声が聞こえました。木立の中に入りその姿を探しました。すると運よく私から見える位置に姿が見え、1枚だけですが撮影することができました。
遊歩道沿いの木の葉にカタツムリ。
獲物をゲットしたクモ。
オオシオカラトンボのメス。
トイレの壁や青年の家の玄関にナナフシ。
次回はセミの姿を紹介したいと思います。
【6月28日更新】
前回100回目の原稿となったことを記念し中日新聞の取材を受けました。その記事が6月20日、近郊版に掲載されました。4年に一度くらいのわりあいで、近郊版に大きく載せていただいています。
6月25日、山頂歴史館へ上る階段をアサギマダラのようにふわふわ飛ぶ蝶。アサギマダラと思いましたが、階段にとまった姿を見るとアカボシゴマダラ。もともとは奄美諸島のみ生息していましたが、近年、中国から持ち込まれたと思われる別亜種が、関東や東北・東海・近畿で繁殖し、分布域を広げています。
撮影後、木の葉上にとまりました。
山頂にはヒメアカタテハも。
遊歩道脇にヒルガオの花。
大手道脇の葉に10ミリほどの小さなヒメハンミョウがいました。
蜂に似た蛾の仲間、コスカシバも。
近くにはセミに近い仲間のアミガサハゴロモやダンゴムシ。
白いツユクサ、トキワツユクサ。
ヤブミョウガの花も、ヤブミョウガはミョウガとは違う種類の植物。
中腹の草原ではアブの仲間やキマダラセセリ。
五段坂を下っていく遊歩道脇でカマキリの幼虫。
カメムシの仲間やホタルガも。
薄暗い場所で咲くムラサキニガナ。
同じ場所に緑色と茶色のナナフシ。幼虫のとき明るい場所で育つと緑色、暗い場所で育つと茶色になるとか。
アオスジアゲハのカップル。
クチナシの花が見ごろに。
梅雨に入り蒸し暑い日が多くなりました。暑さ対策をし小牧山ウオーキングはいかがですか。
【6月15日更新】連載第100号!!
この観察記録を書き始め3年、今回100回目の原稿になります。
山頂付近の発掘調査が進むと同時に石垣の復元が進められています。
今年の3月末、新たに山頂下南の石垣が復元されました。
5月初旬、その復元石垣に登っていくと石垣の岩からカワセミが飛び立ちました。
カワセミといえば河川や池などでよく出会う小鳥、水場のないこんな山の上にいるのは不思議。
その後、5月24日に復元石垣の岩にいるカワセミを観察
撮影途中、岩の上の枝にとまり飛び去っていきました。
6月7日にも同じ岩にカワセミがいました。
観察仲間から情報では同じ場所で雌雄のカワセミを見たとのこと、残念ながら私は出会うチャンスに恵まれません。
上の写真のカワセミのくちばしには泥が、ひょっとしたら小牧山の崖で巣作り・子育てをしているのではしれませんね。
岩場の近くをウオーキングのみなさんが通りますが、カワセミにはまったく気づいていないようす。
6月に入りふもとのクチナシが咲き始めました。
中腹遊歩道脇、試験官ブラシのような白いズイナの花も。
アジサイの花は見ごろに。
ちょっと油断していたらサカキの花は終盤に。
色づきはじめたヤマモモの実。
ふもと北のギボウシは間もなく見ごろに。
ナナフシの幼虫も大きくなってきました。
緑色の個体とよく出会いますが、茶色の個体もいます。
体色の違いは生育場所の違いとか…。
シオカラトンボのカップル、夏には次の世代が登場。
梅雨入り間近、お天気のよい日に小牧山ウオーキングはいかがですか。
【5月13日更新】
GW中に3日間、小牧山を歩きました。そのころふもとで見ごろだったウツギやトチノキにはアオスジアゲハが飛来。
タニウツギやシャリンバイ、トキワサンザシの花も咲き始めていました。
観察中、上空にオオタカが飛来することもありました。最近オオタカの鳴き声を聞いたり、飛ぶ姿に出会う機会が多いように思います。オオタカの近くを飛んでいるのはドバト。
高いところで咲いているセンダン。
桜の馬場横の大手道ではアゲハチョウの仲間を観察。クロアゲハ。
モンキアゲハ。
ナガサキアゲハ
シジミチョウの仲間のトラフシジミ。
トイレの壁にはクサカゲロウやガの仲間、小さなカタツムリ。
テイカカズラの花も咲き始めました。
さわやかな天気の日に小牧山に足を運んでみませんか。雨上がりあとには大きなカタツムリも。
ふもとから山全体を見ると黄金色に咲くツブラジイ。
1週間ごとに雨の降る天気が続いています。
お天気がよい日に小牧山へ出かけませんか。
【4月17日更新】
4月16日、数日続いた好天の中休みの小牧山で自然観察。歩き始め30分ほどすると、雨がポツリ・ポツリ。
街路沿いの花壇のシランが咲き始めました。
同じ花壇のウツギは白い花。
大手道のシャガ。
道沿いのツツジの花数が増えてきました。
桜の花が終わり、次の主役は小牧市の花のツツジに。
桜の馬場の桜にはスズメやヒヨドリ。
低木のオウバイの黄色い花が目を引きます。
前回観察した桜の葉を見るとナナフシの数が増えていました。
さわやかな天気の日に小牧山に足を運んでみませんか。
【4月15日更新】
4月12日、満開を過ぎ散り始めた桜の小牧山で自然観察。この日も歩いたのはふもとだけ。
道路沿いのツツジが咲き始めました。
品種によっては数多く咲いているツツジも。
信号機近くの土手のシャガ。
ヤマブキ。
トチノキ近くのグミ。
見ごろの八重桜。
タブノキにも花。
トチノキのつぼみが大きくなってきました。
マユミのつぼみ。
落葉樹のエノキやケヤキの若葉。
常緑樹のクスノキは古い葉を落とし若葉が。
2月に白い花をつけていたウメには実が。
タンポポの綿帽子。
毎年桜の花が散り始め、葉が出るころにふ化するナナフシ。
キアゲハ。
ルリタテハ。
ムラサキシジミ。
気温が上昇し春本番、これからは昆虫観察も楽しい時期になります。
【4月9日更新】
4月5日、満開近い桜を見に小牧山へ出かけました。この日歩いたのはふもとだけ。
梅園横の桜には数十羽のメジロが飛来。
スプリングエフェメラルのムラサキケマンが咲き始めていました。
枝のようすが面白いニシキギに若葉。
アカメガシワにも赤い若葉。
トチノキにも若葉。
小牧山にマツの木が何本あるかご存知ですか。
クスノキやツブラジイの巨木もあります。
大きな木の枝葉はお互いが出しゃばらずジグソーパズルのように。
4月7日はさくらまつりの自然観察ガイドボランテイア。
【4月3日更新】
先週金曜日から好天が続き気温が高くなり一気に春めいてきました。
小牧山の桜花も咲き始め、場所によっては五分咲きくらいになってきたところもあります。
花数を増やした桜には蜜を吸いにメジロが飛来。
ヒヨドリもようすを見に来ていました。
アオキの雄花はあちこちで開花、雌花も咲き始めました。
大手道登り口ではシャガも咲き始めました。
徳川源明公の土手にはキランソウ。
桜の馬場のカエデにも目立たない小さな花。
ツツジの仲間の開花準備もスタート。
れきしる前のハナカイドウ。
ふもと北の芝生広場のカリン。
キチョウ。
ルリシジミ。
桜の季節があっという間に通り過ぎていきそう。
【4月1日更新】
3月29日、朝降っていた雨が9時ころには上がったので小牧山に出かけました。枝垂れ桜は花数を増し、ソメイヨシノは咲き始めてきました。
アオキの雄花。
コブシ。
小鳥の群れが活発に活動、シジュウカラ。
四季桜にメジロの群れ。
コゲラも登場。
常連の小鳥たちだけでなく、夏鳥のセンダイムシクイもいました。
花見の季節到来!小牧山はみなさんのお越しを待っていますよ。
令和4年4月~令和5年3月の観察日記はこちらから♪
<筆者自己紹介>
清水 豊(しみず ゆたか) ニックネームは校長
1951年、小牧生まれ。
小学生の頃、近所の友人たちと小牧山でクワガタ採り、自宅近くの小川のザリガニ釣りなどで遊びました。
高校で昆虫博士の同級生と出会い、昆虫採集や標本作りに目覚めました。
大学で生物学を専攻し生物同好会の観察会に参加する一方、同級生と昆虫採集旅行に出かけました。
教職についてから昆虫採集ができなくなり、教育委員会主催の親子で自然に親しむ会の講師を行いようになりました。
教職10年目頃、自然に関する知識を増やそうと野鳥写真を撮り始めました。
学校週5日制が始まった時、子どもたちの社会教育の場について考え自然観察指導員の資格を取得しました。
定年退職後、身近な自然を子どもたちに紹介する観察会を行うと同時に小牧市近隣の自然の記録写真を撮り始めました。